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開発経過

1.「ずっと立ってるの、大変だよなー」

大腸ESD症例の見学。
1症例2~3時間、1日3症例を行う先生もいる。
立ってるだけで大変だ。

2.「そうだ、自転車のサドルを使おう」

普通のイスじゃだめだ。立ったり座ったりの動作に時間がかかるし、いちいちめんどくさい。視線位置も低くなるし、フットスイッチも使いずらくなる。

基本は立ってやる。緊張を解けるちょっとした時間だけ、チョコンと体重をかけ足腰を休ませられる。「よしっ、いくぞ」、さっそうと元の体勢に戻れるものがいい。
シート位置は高く、足の位置を変えずに立ったり座ったりできるものがいい。そうそう、内視鏡医は腕や体幹を傾けた時のバランス保持や繊細なフットスイッチ操作のために足の自由度も大事。足元空間は広く、起立時の足とフットスイッチを配置するスペースを確保しよう。

足元空間が広く、足を自由に動かせせてチョコンと腰を下ろせるもの。
自転車だっ!!

信号待ちの時、シート(サドル)に座りながらも両足をつきバランスをとっているときのあの状態。

3.大好きな工作(初期試作)

自分の自転車のサドルに、ポールをくっつけよう。
土台は金属製の丸い板がいい。加工業者さんに注文すれば簡単だけど高いよなー。何かないかな。。。

(当時、通っていたボクシングジムにて筋トレ中に使っていたバーベルを見て)
これ使おう! 

ネットショッピングで1500円(2.5kg、2個セット)。バーベルを土台に使うことで全体の重心が下になって倒れずらくなった。ちょうどいい。

4.初期評価

笑われるかもしれないけど、内視鏡の先生にちょっと試していただこう。

「いいかも知れないね」

5.開発(改良と評価の繰り返し)

  • 後ろに倒れたら大変だ。後ろ側には”支え”をつけよう。
  • シートはどれがいいかな。いろんなタイプのシート(サドル)を買って試してみよう。
  • カラーやデコレーションを選べらるようにしよう。
  • 小物を入れられるバックをくっつけてみたら役立つかも。
  • などなど、いろいろな試行錯誤、工夫、先生との評価を経て開発を遂行。

6.知財

最終的に、意匠2件と特許1件を出願。知り合いの弁理士や弁理士候補生(弁理士試験受験予定者)に格安でご指導いただきそれぞれの明細書を作成。特許庁にて手続き。

7.最終試作品の完成と安全性評価

製品化プロセスの一環としてリスクマネジメントを実施。
その中でJIS規格準拠試験を行い強度と安全性を評価。
公設試験場にて「性的強度試験」、「」を実施。無事合格。よかった。

8.PL保険加入

9.販売開始

国立がん研究センター中央病院様

東京医科大学様

10.第2世代の開発チャレンジ

より使いやすく、より先生方の役に立ち、より跨いでみたいと思っていただけるデザインを。

たくさんの先生方にご指導いただければ幸いです。